MEPSとは?
MEPSとは、エホバの証人が独自に開発した多言語翻訳システム。
英語でMultilanguage Electronic Phototypesetting System(多言語電算写植システム)の略称。
現在エホバの証人の公式ウェブサイトjw.orgでは700を超える言語で資料を読むことができ、これは世界中のウェブサイトの中でも最大級の言語量。
すべての資料は本部があるアメリカのニューヨークで英語で作られる。
以前は初版の英語の資料が出てから、ほかの言語が出版されるまで時間差があったが、今はほぼすべての言語において同時に資料を閲覧することができる。
エホバの証人ほど多くの言語で文書を生産している組織は他にないため、このMEPSにより生産効率が格段に上がった。
MEPSのような多言語出版システムが過去世界中どこにもなかった理由は、どんな印刷も利潤を上げるために行われている点があげられる。
これほどの規模の翻訳プログラムを作るには膨大な時間や資金が必要だが、それに見合う利益がなければソフトウェアは開発されない。
過去においてエホバの証人は翻訳の面で先頭に立って活動してきたため、多言語翻訳システムMEPSを開発する環境が整っていたと言える。
MEPSは商用利用されるわけではないので、配布もされていない。非公開。